高山、古川と白川郷(02年8月23日)



今日は白川郷へ向けて、終日ドライブです。

丹生川コスモス畑の看板につられて立ち寄ってみると、思いの外広いコスモス畑に出会いました。
私たちの大好きな花です。
   

<冬はスキー場になるコスモス畑>

飛騨高山に出る直前、古材宝庫「すきずき」という古民具を置いている所に偶然ぶつかりました。
中塚さんは、日本中、レストランや住宅などに古民家の廃材を供給しています。
小屋の中には、柱や梁などが山のように入っていました。

<古民家丸ごと揃っています。>

暖炉には、木の椅子や自在鍵、灰まで付けて30万円とか。
   
<「奥多摩のxxxxにも供給してるんだよ」中塚さん>

高山では、飛び込んだ駐車場のおじさんお勧めの高山ラーメンの店で昼飯を食べました。
あっさり味のラーメンも中々ですね。

高山の町並みは、保存されているようで新しく、中は土産物屋ばかり。
通りすがりの私たちには、観光の町としか見えませんでした。


<高山ではこの一枚だけ。散歩で立ち寄ったコーヒーショップ手風琴>

そして、NHK連続テレビ小説「さくら」の古川。
と、言っても、高山ほどの賑わいもなく、静かな町でした。
そう、水が綺麗なんですね。
    
<水が町並みに調和していました。>

そうこう、あちこち寄っているうちに、16時になってしまいました。
地図でぐにゃぐにゃなっている道路は、気をつけなければいけません。
それは、きついカーブの連続した山道だからです。
案の定、天生(あもう)峠はすごかった!! 延々としたのぼり道。
ようやく峠。そして、下りが少し続いたと思ったら、突然合掌造りの家が目に入ってきた。

突然、時間がどこかに行ってしまった様な不思議な空気に包まれてしまった。
「一度泊まってみたい」そんな思いを超えた何か不思議な空間に入り込んだみたい。

宿は民宿「よそべい」さん。出迎えてくれたおばあさんの声が、自然で暖かい。


<隣の、明善事。やっぱり合掌造り>

改築直後の民宿をを選んでよかった。古い内装と新しい物とが調和して、清潔に出来ている。
風呂も厚みのある檜作り。そして、部屋はすべて黒。

夕食は、山菜尽くし。民宿の回りが田んぼになっていて米が実においしい。
石割どうふは、その名のとおり硬くておいしい。

夕食を食べてしまったら、何にもすることがない。
テレビもなく、じっと時の経つのを待つ。と言うよりも、時間が止まっている。

こんな気分になったのは、何年ぶりなんだろう。